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Harley-Davidson in my life <5>

 諦めるな――確かに、あまりに真正面すぎて、言葉に出した途端になぜか妙に軽い語感になってしまう。
 でも、彼は言う。ステージからマイクを通して大きな声で言うし、それを歌にもする。 「感じたことは伝えたいですし。自己満足だろうがなんだろうが、そんなのはあんまり関係ないように思うんです。聞きたくなかったら来なけりゃいいだけのことですし。と言いつつも『来てくれ~』て思いますけど。やっぱりひとりでも多くの人に聞いてもらいたいんで」

 バンドメンバーのスケジュールが合わない時は、たったひとりでもライブを組む。たとえそれが30分のステージであっても、彼はギターを片手に喜んで歌いに行く。彼のステージの良さを知るライブハウスでは、彼にリハーサルなしで開演30分前に入ることすら許している。 「取りあえず録ったんですけど、今から音を足したりいろいろやってって、どういうアルバムにしていくかまだ何も決まってへんのですけどね」

 と照れ笑いしながら聞かせてくれた音源、8つの楽曲。その中に聞き覚えのある曲があった。ライブを撮影するために訪れた彼のステージ(この時はバンドではなく、ひとりでエレキギターの弾き語りだった)で聴衆の胸を激しく打ち、ライブハウスが震えるほど大きな歓声と拍手喝采を浴びた歌。正面すぎるほどに真正面な歌だ。