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Harley-Davidson in my life <2>

 働きながら曲を作ってはロックバンドでライブをやる毎日だったという。やがて憧れでもあったハーレーに乗り始め、そんなに贅沢はできないし、満足という感覚とはまた違うものの、それなりに充実した毎日だった。彼女ができたり別れたり、結婚などはあまり深く考えず、おもしろおかしい毎日を過ごしていたと。

 「高校までは大阪で。大学で上京しましてね。学校を出て就職することもなく居酒屋に毛の生えたようなレストランバーでバイトして。それから警備員やったりGSで働いたり、バイトを続けながらバンドやってまして。就職はあんまり考えなかったんです。バンドを続けて、バイトばっかりでしたねぇ。しばらくしてビルメンテの会社に入って・・・・・ほんで、落ちてもぉたんです(苦笑)」

  ビルの清掃中に起きた事故だった。建物の高さは33メートルだったらしいが、当の本人は「いったいどっから落ちたか全然わからないんです」と言う。「記憶が飛んでしもたんでしょうね。前後のことはまったくなんも覚えてへんのです」と言う。そして真剣半分に、半分はちょっと可笑しそうな表情で、
 「相当やばかったみたいですねぇ」
 と、小さめの声で自分の容態を振り返った。